豚丼と言うと帯広のイメージがありますが、実は札幌にも、帯広市民が真っ青になるほどクオリティの高い豚丼のお店があるんです。
それが、札幌味噌豚丼「きんちゃん」。
きんちゃんは地下鉄西11丁目駅からも近い、石山通り沿いの便利な場所にあります。
昼は満席になることもあり、お客さんはほぼ100%地元人だと思います。
絶品味噌ダレ豚丼が激安の600円!
きんちゃんのオープンは2012年。店長の金川史郎さんは東京出身で、洋食店や飲食会社の商品開発などに従事していた時に誕生させたのが、奇跡的に旨い“味噌ダレ”。
その後いろいろあって(?)札幌に住むことになり、「あの味噌ダレを使って何かやろう」と豚丼に行き着き、わずか5坪の店舗で豚丼専門店を始めたそうです。
何と豚丼は600円!令和のこの時代に大丈夫でしょうかね。
しかもオープン当初は500円だったというから驚きです。
10月の増税後も値上げしないそうです。頭が下がりますね。
メニューは、味噌豚丼600円、辛味噌豚丼600円、肩ロースは50円増し。
他に豚角煮丼650円、味噌煮込み牛ホルモン丼650円などがありますが、
ブレることなく全て味は「味噌」です。
その辺は醤油ベースの帯広豚丼と少し違いますね。
さっそく味噌豚丼バラをオーダー。
すると、豚肉を網で焼き始めます。
この網焼きがポイントなのですね。
外側はほどよく焦げ目が付き、中は柔らかくジューシーに仕上がります。
豚肉はあらかじめ味噌ダレに漬け込んであります。
このタレは、赤味噌、白味噌、八丁味噌などをブレンド。
「やはり味噌と豚肉はこだわっているのですか?」と聞くと、
「別にこだわっていません!」と快く答えて下さいました。
あ、でも豚肉は国産だそうですよ。
完成!豚肉のじゅうたんや?!
何と輝かしい肉たちでしょう!
カットされた豚肉が敷き詰められ、ご飯が見えません!
本当に600円で大丈夫なのでしょうか・・・。
良い意味で期待を裏切るボリュームです。しかも味噌汁付きです。
食べてみると、豚肉がやわらかく香ばしい!
味噌ダレの甘辛さがしっかり染み込んでいて、実に丁度良い味加減です。
ご飯は250g。ちょっと多いかも?とポーズで言ってみましたが、
たっぷりのキャベツにも味噌ダレが染み込んでいるので、箸が進むこと進むこと(o^~^o)
大盛りにするべきでした…。
お米も道産のななつぼしにこだわっていて、炊き加減も最高!
卓上の唐辛子をかけたり、マヨネーズで味変したりと、カスタマイズも楽しめます。
また、温泉玉子(50円)とチーズ(150円)のおすすめのトッピングメニューもあります。
でも基本、余計なものを加えなくてもこのままで十分旨い!
写真には撮っていませんが米一粒残らず完食してしまいました。
ちなみに「激辛味噌豚丼」「鬼辛味噌豚丼」など激辛メニューもあり、こちらはデスソースを使っており尋常じゃない辛さだそう。
金川さん曰く「よく皆さん食べますよねえ。僕は無理です」。
じゃあなぜ作ったのだろう…とふと思いましたが、札幌は激辛需要が高いのかもしれませんね。
豚角煮丼は“飲める豚肉”だった!
別の日に、豚角煮丼にも挑戦しました。
味噌に甜麵醬を加えて煮込んだ角煮がゴロゴロのっています。
「飲める豚肉!」と言いたくなるほど、角煮は柔らかくトロトロで、これもまた美味!!

金川さんもとっても感じが良く、
「あー食べて良かった!」と心から思う豚丼の店です。
気になるきんちゃんの口コミをチェック
実際にきんちゃんの豚丼を食べたことがある人はどう思ってるのでしょう?
他の人の口コミや混雑時間なども気になりますよね。
そこで、きんちゃんのレビューを探してまとめてみました。
味について
- オリジナル味噌ダレにしっかり漬けられている。
- 味がいいせいか嫌な脂感は感じない。
- 3日間3種合わせ味噌ダレに漬けているからか肉が柔らかい。
- 香ばしい味噌の香り、豚バラの旨味が湧き出てくる。
- 塩分は控えめ、甘みも抑えめで絶妙にちょうどよい。
- 肉が柔らかくて本当にジューシー、白米進みすぎww
- 醤油ダレが多い豚丼、味噌もいける、味噌も旨い!
- 味噌ダレの味加減がごはんに合う。
- 甘くなくて醤油味より美味しいと思う。
- 噛み応えもあり柔らかくもある厚みもちょうどよいバランス。
- 前回の旅行の記憶で再訪。香ばしさと旨さがたまりません!
訪問時間帯別混雑状況
- 平日14:00 先客3人 後客2人
- 平日13:30 先客0人 後客4人
- 昼食時訪問、満席でビックリ
- 14:00以降は完売の可能性あり(昼営業は15時迄)
- 21:00以降は完売の可能性あり、20時頃迄に行くべき(夜営業は22時迄)
管理人のひとこと
きんちゃんの味噌ダレ豚丼は、
- 帯広名物醤油味の豚丼にひけをとらない。
- 帯広の豚丼以上の美味しさに感動!
- 塩からくなく、甘すぎず、絶妙!
という口コミが多いです。
またお肉についても、
- 厚みもほどよい
- やわらかい
- ジューシー
- 脂がしつこくない
という声が目立ちます。
実際に味もいいのですが、コスパもかなり影響しているでしょう。
そもそも観光地なら1000円以上してもおかしくない、
さらにこのハイクオリティーな豚丼が、この値段で食べられることに誰もが感動しています。
注意点は売り切れでしょう。
きんちゃんの営業は昼と夜の2部制。
終了の1時間程前だと白米がなくなってしまい、完売していることがあるようです。
観光客が行く場合、完売だからまた明日、
というわけにはいきませんし、更に混雑時間をさけるなら、
- ランチは13時過ぎに
- 夜は20時迄に
を目安に行った方がよさそうです。
札幌味噌豚丼きんちゃん~札幌駅からのアクセス
札幌駅からも地下鉄でアクセス便利、
すすきのからも市電で行ける場所なので、観光の際は絶対寄ってみてくださいね。
- 【地下鉄】さっぽろ駅→大通駅→西11丁目駅から徒歩5分
- 【市電】すすきの駅→中央区役所駅前から徒歩4分
- 【バス】中央区役所前から徒歩1~2分
【住所・TEL】
北海道札幌市中央区南3条西10丁目1002-1
011-281-8377
【営業時間】
昼 11:00-15:00(L.O.14:45)
夜 17:00-22:00(L.O.21:45)